2019-08-19から1日間の記事一覧

『百の夜は跳ねて』古市憲寿

この作者の小説は初めてだ。評論は新書で何冊か読んだことがあるけど。 就活に失敗して高層ビルのガラス拭きをしている若い男性が主人公。幻聴に悩み、生きている実感をなかなか持てない。 生まれるのも死ぬのも禁止されている島の寓話から始まる。生死がテ…