ブログ開設/『あまからカルテット』柚木麻子の感想

ブログを開設しました。

これまでTwitter(@takashi65406446)で書いていて、これからもそちらがメインだけど、字数制限があり書ききれなかった本などについてはブログに載せたい。

拙い文章ですが、付き合ってもらえば幸いです。

今回は『あまからカルテット』柚木麻子について書いてみよう。

 

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女性4人組のミステリー的要素のある友情物語でカラッとした感じで面白かった。また稲荷寿司や甘食、おせちと美味しい食べ物が登場して食欲を刺激する。ハイボールの描写が詳しくて少し驚いた。

 

この作者の最初に読んだのが女子校が舞台の『終点のあの子』だったが、その後大人になり成長したような感じで、しなやかなで強い絆を感じられたところが良かった。

 

最終章「おせちでカルテット」は、時間経過が刻々と描かれていてサスペンス風の凝った構成。おせちの伍の重が「可能性のお重」で、未来の展望を感じて終わるラストは印象的だった。

ある方のブログにあったように、損得勘定の働かない学生時代からの友人達がいることは、とてもありがたいことだと思う。