映画 Dinerダイナー

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藤原竜也がシェフの、殺し屋専用のダイナー(食堂)を舞台にした話。

咲き乱れる花々、舞い散る花びら。スキンのスフレ、特製バーガー等の色鮮やかな料理。怪しい殺し屋たちの死を感じさせるセクシーさ。

蜷川実花監督の映像美を楽しむ作品で、特に窪田正孝真矢みきが印象的だった。あと玉城ティナも。
俳優陣は豪華だったけど、斎藤工はエンドロールで名前を見て、どこに出てたのかすぐには分からなかった。

 

そして同じ監督の『ヘルタースケルター』(2012年)の妖しい美も思い出した。
この映画は、全身整形で完璧な容姿を作ってスターになったヒロイン、りりこ(沢尻エリカ)の話で、スターの栄光と転落というよくある物語だが、蜷川実花の視覚センスがとても印象的だった。装飾過剰で極彩色のりりこの部屋とか、水族館での会話のシーンとか。

まあこの2作品は映像重視派でないと楽しめないかもしれない。
万人受けはしないだろうけど、蜷川実花の映像美をぜひ楽しんでほしいと思う。