『江戸川乱歩名作選』 、『黒猫・アッシャー家の崩壊』/ 『モルグ街の殺人・黄金虫』ポー

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江戸川乱歩は他の文庫を何冊か持っているのだが、この『江戸川乱歩名作選』は知らない作品があるのと、フォロワーの方がツイートしていて面白そうだったので購入。
プレミアムカバーが綺麗だ。

どれも楽しめたが、『目羅博士』と前から好きな『押絵と旅する男』の語り口が印象的だった。
『目羅博士』は初めて読んだけど、月光が不思議な力を持つ、幻想的な物語だ。また、中編の『陰獣』はミステリだが先が読めなくて楽しめた。

ポーの2冊は再読。以前から愛読している。江戸川乱歩ペンネームはこの作者名からつけている。そのことから分かるように作風にも多大な影響を与えている。

ゴシック編、ミステリ編に分かれているが、こちらも面白いのが多い。
特に好きなのはゴシック編では『黒猫』、ミステリ編では『黄金虫』かな。どちらも最初に読んだのは小学生の時だった記憶がある。

 

相変わらず暑い日が続いているが、こうした怪奇、幻想物を読むと、背筋が寒くなる
感覚を味わえて少しは涼しくなる気がする。

(追記)
次に読みたい本
『ルパンの娘』横関大

ドラマの原作。この作者は知らなくて、どうしようか迷ったけど、まあいいやと思って購入。ドラマは面白いし(録画して観てる)、読むと暑気払いになりそう。

 

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