『上流階級 富久丸百貨店外商部 其の二』高殿円
第一作に続いて第二作を読んでみた。フォロワーの方のお勧めの本だ。
外商部で働く主人公(鮫島静緒)がお客からの難題に立ち向かうお仕事小説。外商部という一般になじみのない世界をリアルに描写している。
今回は、主人公と同僚の桝家修平が感じる孤独、生きづらさ-それは静緒も同様に感じている-を通じて、普通に生きることの意味を考えさせられる。
個性豊かな登場人物とのやりとり、外商の枠を超えた提案、静緒が成長していく姿を楽しめる。
読み終わると元気になる小説で、最後をみるとまだ続編がありそうな感じで期待したい。
竹内結子主演で2015年1月にドラマ化されていて、これは知らなかった。桝家修平は斎藤工で、ちょっとイメージと違うけど。それはともかく観たかったな。