『屍人荘の殺人』 今村昌弘
今度12月に映画化される原作を読んでみた。
ホラー小説の題材を使ったミステリだが、文章は軽い感じで読みやすい。
大学ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介は、同じ大学の探偵の剣崎比留子と共に、映画研究会の夏合宿に参加する。映画研究会に脅迫状が届いていて、辞退者が続出していたからだ。という出だしから始まる。閉ざされた空間での密室殺人を、剣崎比留子達が解決するというストーリー。
作者はこれがデビュー作で、最後までハラハラする展開で楽しめる。
但し、中心人物の一人がいきなり消えてしまうのはよく理解できなったけど。
また人物の描写は、まあデビュー作なので仕方ないけど少し不満が残った。